ドイツ航空宇宙センターは11日(日本時間12日)、運用を終えたエックス線観測衛星「ROSAT」の地球への落下日が、今月20〜25日になる見通しと発表した。大気圏突入の際に燃え尽きず、地上に落ちてくる可能性がある部品は、最多で約30個。重さは合計で約1.6トンになる。落下地点は、日本を含む北緯53度から南緯53度の間になるが、具体的な日時や場所は落下直前まで予測できないという。
ROSATは90年にドイツ、米国などが共同で打ち上げ、搭載されたエックス線の望遠鏡でブラックホールのデータを収集。99年に運用を終え、現在は制御不能の状態になっている。この望遠鏡は耐熱性に優れ、地表まで落下する可能性が高いという。
先月24日に太平洋上に落ちたとされる米NASAの大気調査衛星「UARS」は、約26個分、計500キロ分の部品が地球上に落ちたと推測されている。ROSATの落下部品の方が多いと予想される分、地球上の人物に当たる確率も、UARSの3200分の1から2000分の1に上がっている。それでも 「自分に当たる確率」 に換算すれば、約14兆分の1。すべての部品が海に落ちる可能性が高いとみられている。
(引用元:www.nikkansports.com)
ということで、以下は、日本上空の通過予測です。